「鶏小屋の床って何を敷けばいいんだろう?」
もみ殻?おがくず?砂?——調べるといろんな情報が出てきて、正直どれが正解かわからなくなる。
うちの答えは、落ち葉+余った籾殻。落ち葉は近所で拾ってきたタダのもの、籾殻はひよこを育てたときに買って余ったやつ。それで1年以上、臭いもほとんどなく過ごせている。
この記事では、よく使われる床材の種類と、うちが落ち葉メインにした理由、籾殻との組み合わせ方、管理方法までまとめて書く。
家庭養鶏におすすめの床材 TOP3
結論から言うと、この3つがコスト・手間・効果のバランスがいい。
秋に集めてストックするだけ。土床との相性が抜群で、鶏がかき混ぜることで自然に分解・消臭される。そのままあぜ板コンポストに入れれば鶏糞堆肥になる一石二鳥の床材。
吸水性が高く、落ち葉と混ぜると消臭効果が上がる。ひよこ期に床材として購入したものが余ったら、そのまま成鶏の小屋に転用できる。農協や米農家から無料でもらえることも。
消臭・吸水性は高いが、おがくずは実は一般的に手に入りにくい。製材所や木工所に伝手がないと難しい。ウッドチッパーがあれば小枝をチップにしてバーク堆肥の代わりに使うこともできる。
| 無料 | 製材所・木工所に直接声をかける。引き取り歓迎のところも多い |
| 無料 | 造園業者・剪定業者から剪定くずをもらう。処分に困っている業者も多い |
| 無料 | 自治体の剪定くず無料配布(実施している市区町村あり) |
| 格安 | ホームセンターのバーク堆肥 40L袋で500〜800円前後 |
| 自作 | ウッドチッパーで小枝をチップ化(家庭用は2cm程度まで) |
このブログでは家庭養鶏の観点から、無料・格安で手に入るものを優先してお勧めしています。まずは製材所や造園業者に声をかけてみるのが近道です。

うちは1位の落ち葉+2位の籾殻を組み合わせて使っています。どちらもタダか余りもの。コストゼロで1年以上快適に過ごせています。
鶏小屋の床材、よく使われるのはこの4つ
もう少し詳しく選択肢を比較しておく。
| 床材 | 特徴 | コスト |
|---|---|---|
| もみ殻 | 吸水性が高く、定番。米農家や農協で手に入る | 安い〜無料 |
| おがくず | 吸水・消臭に優れる。ただし製材所などに伝手がないと入手が難しい | やや高め〜無料 |
| 砂(土間) | 掃除しやすい。ただし濡れると臭う | 初期費用のみ |
| 落ち葉 | 分解しながら消臭。微生物が働く発酵床に近い | ほぼ0円 |
どれが正解か、というより「どの手間なら続けられるか」で選ぶのが現実的だと思う。
うちが落ち葉+籾殻にした理由
おがくずはコストがかかる。砂地の床は一度やってみたが、雨で濡れたときの臭いが想像以上にきつかった。
落ち葉は秋になれば近所に山ほど落ちている。拾ってきてそのまま小屋に敷くだけ。そこに、ひよこを育てたときに買って余っていた籾殻も混ぜるようにした。
籾殻はひよこの床材用に購入したものだが、ひよこが大きくなるにつれて使う量が減っていく。余ったものを捨てるのももったいないし、吸水性が高いので成鶏の小屋の床材としてもちょうどいい。
- 床材:近所で拾った落ち葉+ひよこ育てで余った籾殻
- 厚さ:10〜15cm くらいを目安に積もらせている
- 追加頻度:踏み固まってきたら上から補充するだけ
- 臭い:ほとんどない(来客に驚かれるレベル)
ひよこ期が終わると籾殻が余りがち。捨てずに成鶏の小屋の床へ。落ち葉と混ぜると吸水性が上がって、さらに臭いが出にくくなる。
なぜ臭わないのか——土の力と、鶏が「かき混ぜ係」になる話
なぜほとんど臭わないのか。正直、最初は自分でも不思議だった。
うちの小屋の床は土のまま。コンクリートも板も敷いていない。土の中にはもともと微生物がいて、そこにこぼれた餌・餌についた菌・鶏糞・落ち葉が混ざり合う。意図して発酵床を作ったわけではないが、結果的に似たような仕組みが自然とできあがっている。
さらに、鶏が一日中地面をかきまわしている。えさを探す習性があるから、落ち葉も籾殻も糞も全部混ぜてくれる。人間が何もしなくても、鶏自身が床を管理してくれている。
ただし「発酵床」とは言い切れない。意図的に菌床を管理しているわけではないし、温度も上がっていない。あくまで「土の上に有機物が積もって、鶏が混ぜてくれている」という状態。それでも十分機能している。
管理の流れ——足して、溜まったら出すだけ





全部入れ替えなくていい!古い床材を残しながら上から足すのがコツ。微生物ごと残すことで、分解の力が続きます。
コストはほぼ0円
秋に1〜2時間かけて落ち葉を集めておけば、冬〜春の分は十分まかなえる。近所の公園や雑木林に許可を取って拾わせてもらっている人も多い。
この方法が成立するのは、家庭養鶏の規模(数羽〜十数羽)だからこそ。数百羽・数千羽の養鶏場では話が変わる。でも家庭で少数飼うなら、落ち葉と土の力で十分まかなえる。
- カサカサに乾いた落ち葉が理想。腐葉土になりかけたものは微生物が多くて◎
- 大袋に入れてストック。雨で濡れても乾かせば使える
- クヌギ・コナラ・ケヤキなど広葉樹の葉が適している
- スギ・ヒノキなど針葉樹の葉は抗菌成分が強すぎるので少量に
番外編:ウッドチッパーがあれば小枝もチップにできる


うちにあるのは京セラ(旧リョービブランド)のウッドチッパー。正直に言うと、あまりおすすめできない。音がうるさいし、粉砕できるのは直径2cmくらいまでの小枝が限界。毎回使う前に刃を研がないとすぐ詰まる。
それでも買ってしまったので壊れるまで使う予定。このブログでもそのうち詳しく書くかもしれない。
活用しているのは、子供が帰り道に拾ってきた枝。車の通行の邪魔になって落ちているような枝を持ち帰ってくれるので、それをチッパーにかけてウッドチップにしている。鶏の床材として直接使っているわけではないが、小枝を集めてチップにすればバーク堆肥の原料になる。



ウッドチッパーを買うなら、処理できる枝の太さをよく確認して。家庭用の安いモデルは2cm前後が限界のものが多いです。
- 家庭用は直径2cm程度の小枝が限界(太い枝は無理)
- 音がうるさい——住宅地では近所への配慮が必要
- 刃が鈍ると詰まりやすくなるので、使う前に必ず研ぐ
- チップにした小枝は時間をかけて分解され、バーク堆肥に近い状態になる
ウッドチッパーがない場合は、剪定くずをそのまま小屋に入れて鶏に踏み荒らしてもらう方法もある。鶏はよく小枝をつついてほぐしてくれる。
デメリットと注意点
- 濡れると一気に臭う。 雨が吹き込む小屋は向かない。軒を深くするか、濡れたらすぐ補充・乾燥させる
- カビには注意。 常に湿っている状態が続くとカビが生えやすい。通気を確保すること
- 夏場は分解が速い。 暑い時期は微生物の活動が活発で、床材の消費も早くなる



アンモニア臭が強くなったら要注意!床が湿りすぎているか、落ち葉が足りないサインです。すぐに乾いた落ち葉を上から足しましょう。
「鶏小屋 床」で調べた人に伝えたいこと
床材選びに正解はないが、長続きするかどうかが一番大事だと思う。もみ殻は入手が安定しているかどうか、おがくずはコストが気にならないか、落ち葉は拾える環境があるか。
うちは「タダで手に入って、そのまま堆肥になる」という一点で落ち葉を選んだ。籾殻はひよこ育てで余ったものをそのまま転用。新たに買い足すものは何もない。1年以上続けてみて、今のところ後悔はない。
難しい設備も、頻繁な掃除も必要ない。落ち葉を敷いて、鶏に混ぜてもらう。それだけで小屋の中はだいたい快適に保てる。
- 床材の主な選択肢はもみ殻・おがくず・砂・落ち葉
- うちは土床の上に落ち葉+余った籾殻。コストほぼ0円で1年以上継続中
- 土の微生物+鶏のかき混ぜ行動で、意図せず発酵床に近い状態になっている
- 養鶏場の臭いを知っている立場から言っても、4羽+この床なら気にならないレベル
- 管理は「上から足す」だけ。全取っ替えは基本しない
- 溜まってきたらあぜ板コンポストへ入れて鶏糞堆肥にする
- 濡れには注意。通気と軒の出が大事










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