小雛・大雛期(4週〜3ヶ月)——保温卒業の見極めと小屋への引っ越し

羽が生えてきた小雛・大雛が鶏小屋の前で元気に走り回るイラスト
ひよこが産まれて1ヶ月が経つと、「いつまで電球を当てればいいの?」「外の小屋にはいつ移せる?」という疑問が出てくる時期です。この記事では、保温卒業のサインの見極め方小屋への引っ越しのタイミングを、実際の失敗と気づきを交えながら解説します。
目次

この時期のひよこはどう変わる?

生後4週を過ぎると、ひよこは急速に大人の鶏に近づいていきます。

🪶
外見
羽毛が産毛を覆っていく
🍽️
食欲
ぐんぐん増える
🏃
運動量
走り回るようになる
🔊
鳴き声
ピヨピヨ→コッコッへ

産毛から羽毛への切り替わりは個体差がありますが、全身の羽毛が生え揃うまでは自分で体温調節が難しいと考えておくと安全です。

保温卒業のサインを見極める

「いつ電球を消せばいい?」——これが一番悩むポイントです。温度計の数字より先に、鶏自身の様子を見ることが大切です。

卒業のサイン3つ

  • 全身に羽毛が生え揃っている(首元・お腹・翼の下まで)
  • 電球の近くにずっといない(自分で体温が保てている証拠)
  • 外気温が15℃以上の日が続いている
🐔 我が家の実体験

11月末に孵化した4羽は、2ヶ月目に外の小屋へ引っ越しましたが、その後も60Wの電球を当て続けました。保温を完全にやめたのは4月の初め。「羽が生え揃ったなぁ」と感じたタイミングでした。真冬の時期と重なったので、他の家庭よりも保温期間は長めだったと思います。

⚠️ 急に卒業させないこと

寒い時期は特に、電球を1日で突然消すのではなく、徐々にワット数を下げる・当てる時間を短くすることで体を慣らしましょう。急な温度変化は体調を崩す原因になります。

外の小屋への引っ越し

ブルーダー(室内の箱)でずっと育てるのは限界があります。スペースが手狭になり、鶏自身もストレスを感じはじめます。目安は生後2ヶ月前後——ある程度羽毛が生え、元気に動き回るようになったら引っ越しのタイミングです。

我が家のタイムライン(11月孵化の場合)

11月末
孵化。室内のブルーダー(段ボール箱)でスタート。
1月末頃(生後2ヶ月)
外に小さな小屋を建てて引っ越し。60W電球の保温は継続。この時点でかなり羽が生え揃ってきていた。
4月初め(生後4〜5ヶ月)
電球を完全に消す。羽毛が全身に生え揃い、外気温も上がってきたタイミング。
生後半年頃
体が大きくなり、小さな小屋では手狭に。人が入れるサイズの大きな小屋へ移動。

小屋の広さ——「掃除できる高さ」が最重要

最初に作った小屋は高さ120cmで、ちょっと腰をかがめないと入れないサイズでした。使ってみてわかったのは、掃除のしにくさが一番のストレスになること。

鶏は毎日糞をします。床の掃除・水の交換・餌の補充を毎日やるなら、大人が普通に立って作業できる高さ(180cm以上を目安)が理想です。

🐔 小屋の設計で気づいたこと

小さな小屋は将来的に高床式に改造しようと計画中。床を金属網にすることで、糞が下に落ちてたまりにくくなります。高床式にする場合は、地面との間に十分なスペースを取るのがポイントです。

餌の切り替えタイミング

ひよこ用の「スターターフード」はタンパク質が高め(20〜22%)で、成長を助ける配合になっています。大雛になったら「グロワーフード」(タンパク質16〜18%)に切り替えるのが基本です。

  • 0〜6週:スターターフード
  • 6週〜産卵開始前:グロワーフード
  • 産卵開始(5〜6ヶ月頃)〜:レイヤーフード(カルシウム強化)

ただし日本では「ひよこフード→中ひな用→大ひな用」という区分の製品が多いため、手に入るものに合わせて段階的に切り替えれば大丈夫です。

まとめ

  • 保温卒業の判断は「温度計」より「羽毛の生え具合と行動」で見る
  • 外の小屋への引っ越しは生後2ヶ月が目安。寒い時期なら電球保温を継続
  • 保温をやめるのは段階的に。特に冬生まれは期間が長くなる
  • 小屋は「掃除できる高さ」が最優先——大人が立って作業できる180cm以上が理想
  • 餌はスターター→グロワー→レイヤーと成長に合わせて切り替える
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